全ての試練はロードレースに通ずる のかもしれない

 台湾でお仕事中。 ホテルで近くの公園までの道順をチェックしてまだ薄暗い早朝ランに出かける。覚えていた方向に進むが一向に公園が出てこない。仕方がないのでUターンして来た道を引き返すが、途中で見覚えのない風景に気付く。。。。あれ?迷ったぞ。

 気付いていないだけで通った道なのかもしれないと、再び同じ方向に走り出すが、やっぱり見覚えがない。曲がるはずのどこかで間違ってまっすぐ進んだのだな、と今来た道を戻る。ようやく見覚えのある交差点にたどり着き、なんとかホテルに戻れた。
 
 ところがホテルで走ったルートを確認すると、最初に目指していた公園とは全く反対方向に走っていた、、、、、。まったく方向音痴もほどがあるな。。。よく帰ってこれたもんだ。


 台湾は今でも歓迎の気持ちを表すのにお酒を飲まされます。大体のパターンは個室の円卓の一番奥にその日の主役が座らされて、この席の人は一番多く乾杯をする役目です。。。。今回は1人で出張に来ているので、主役確定。断ると無粋で座が盛り上がらないので、覚悟を決めます。

 集団を単騎でぶっち切れるほどの地脚がある自信があれば、レース開始から戦いを挑めばよいのですが、普通の日本人ではとても台湾の人にかなうわけがありません。逃げ切りはほぼ不可能です。さらに彼らは地脚というよりレース展開が非常に上手です。まぁけびんも中国で数年経験を積んでいるので、むやみにアタックを仕掛けたところで良い感じに泳がされて、最後にぼこぼこにされる目に合っているので、今回は展開に気をつけます。

 円卓における酒宴ロードレースの鉄則とは、集団の最強ルーラーは誰か、エーススプリンターは誰かを素早く見極めることです。この場合、エーススプリンターを見分けることは比較的簡単です。その集団で一番偉い人がそれです。一番偉い人はお酒にも強いですが、大抵の場合アシストに守られながら最終局面まで引かれて、最後は自分で勝負するケースが多いです。プロトン内の紳士協定としてエースが遅れたらアシストが待つ。ではなくて、一番偉い人の乾杯は断ってはいけないし、必ず飲み干す。です。これを間違うと、アシストに猛攻撃を受ける可能性が高いです。でも、偉い人はむやみにアタックを掛けてこないので、うまく見極めて処理します。

 次にプロトン最強アシストを見極めるのですが、大抵入り口に近い席の若手がその役割を担っています。体系もがっちり型が多く、周囲から「こいつは酒に強い」と紹介されるのですぐに分かります。ホビーレーサーがペーターサガンにかなうはずもないので、ここは素直に引き下がって、無理に飲み干したりしないことです。仕掛けた方は乗ってこない相手に少し不満な顔もしますが、気にしてはいけません。大事なのはゴールまで脚を残すことなので、こんなところで無駄弾を撃っている暇はありません。

 酒宴の序盤は食事もたくさん運ばれてくるので、最初からドンパチとアタックの応酬が繰り広げられることはありません。ここはプロトンの様子を見ながらレースを進めます。危険なのはつい食事やお酒がおいしいからと言って自分から攻撃を仕掛けてしまうことです。あまり上手い手ではありません、なぜならこのプロトンで自分のアシストはいないのです。

 レースも中盤から終盤に差し掛かるころには、料理も少なくなり、アルコールの影響でプロトンが活性化してきます。ですが、まだここは一番偉い人だけに的を絞って、偉い人の乾杯はしっかり飲み干してチェックするのにとどめます。

 レースも終盤が近づいてきました。アシストが1人もばてることなく最後まで引ききる様子が実感できていると思います。ここからは最後の脚を使って、全てのアタックに対応。ですが最大心拍だけには気をつけてリミット越えることのないようにゴールを目指します。

 ここまでうまくレース展開ができれば、それほど酒量が得意でない人も、次の日に周囲から「あいつ、けっこう飲むよ」と評判になること間違いなしです。

 会社内の宴会ではこの展開が多いのですが、販売店との宴会は全くこの図式に当てはまりません。アクチュアルスタート直後からアタックがかかりまくって、その逃げに強制的に乗せられて、散々引きずりまわされて、途中で切れます。まぁ販売店さんの狙いは山岳の一番厳しいところまで運んで、ちぎることを目的にしているので、最初からレースに参加しないか、超級まで連れて行かれる前に、3級程度でちぎれておくことくらいしか対策がありません。。。。。

 うーん。やっぱり全ての試練はロードレースに通ずるのだなぁ。。。。
 

 

 

けびん、フルームとボーネンに出会う

 日曜日の1時15分からスタートする200kmのロンドン サーリークラシックはスタート前のセレモニーがなんとか見れそうだったので、メインコースから少し離れた各地チームバスが置かれたパドックにいく。

IMG_1764.jpg
 ロット

IMG_1771.jpg
 チームウィギンス

IMG_1774.jpg
 BMCのダニエルオス

IMG_1767.jpg
 タブレットで接写しているのではなくて、おなじみのメカニカルドーピング検査

オリカとクイックステップは別の場所にいたようで見つけられず。後から来たチームスカイがスタート地点の一番近い位置にドーンとバスを止めました。

IMG_1863.jpg
 ちょうど1週間前のツールドフランスで特別仕様(黄色)にしたチームバス。入り口には撃墜マークよろしくマイヨジョーヌ獲得を示す4枚のステッカーが貼られていました。ウィギンス、フルームX3回か。

 パドックのそばでチームプレゼンテーションがあって、各チームが順番に登壇して紹介されていきます。

IMG_1802.jpg
 ディメンジョンデータ マークレンショー

IMG_1806.jpg
 出ました。エティックスクイックステップ トムボーネン(左端)
 ボーネンは細いイメージを勝手に持っていたのですが、背はでかいし、太もも太いし、なにより腹回りがかなり分厚い。これくらいの体格でないとワンデーのモニュメントとか勝負できないんだろうなぁ。。。

 チームプレゼの最後はもちろん地元のチームスカイ

IMG_1835.jpg
 登壇する前にツイッターに写真アップするから、と係員にタブレットを渡されて、みんなで集合写真を撮る。
 
IMG_1846.jpg
 うおおお、先週まで3週間フランス中を走ってツールドフランスに優勝したばかりのクリストファーフルーム
 やっぱりフルームも腹回りでかい。総合系の選手は筋肉量がしっかりついている感じでした。

IMG_1833.jpg


 チーム紹介のあと、そのままスカイはスタート地点最前列に並びます。

IMG_1854.jpg
 ボーネンはスタート合図が鳴ってもすぐには走り出さず、ゆっくり出ていきました。

 スタートだけ見送って、空港へ行ったらテレビでレース中継していたので思わず見入ってしまいました。残り50kmちょっとある中でスカイのゲラントトーマスが一人逃げ、追走集団は7名だったけど、登りのペースについていけず途中で2名が切れて5人。(切れた2人は登りで必死にバイクを左右に振ってダンシングで上がっていこうとしてたのですが、ジリじりと離される様子がバイクカメラでとらえられていました。)5人の中にはスカイの選手が一人いるので、当然のように全く前を引くことなくずっと付き位置を決め込んでいます。

 このレースはスタートからゴールまで生中継でバイクカメラはもちろん、実況アナウンサーもバイクの後席から喋っているし、ヘリカメラも飛んでるし、なんとも規模が大きく、さすがしっかりしてるなぁと感心していました。

 レース終盤、ゲラントトーマスが必死に逃げ、追走の5人(実質4人で追いかけている)はなかなかトーマスとの1分差が縮まらず、さらに3分後方にいたプロトンが追撃を開始して差をドンドン詰めていきます。先頭のトーマスはイギリス人なので、観客の盛り上がりも大きく、残り10kmで追走まで1分差、プロトンまでさらに1分差で、これはどうかなぁ、、とワクワク。

 ついにプロトンが追走集団を飲み込み、さぁトーマスが逃げ切れるかというあたりで、ロンドンの街中に入ってきてからとたんにバイクカメラの映像が途切れてしまい、ヘリカメラもうまく写らなくなって、状況がわからなくなってしまいました。生中継なのになにやってんねん!と空港の無音声テレビの前で一人で憤っていました。

 で、ゴール地点の固定カメラに先頭が映った時にはすでにゲラントトーマスが吸収され、さあ大集団スプリントだ、の場面でした。がっかり。。。

 それでも大集団スプリントは、最後にトムボーネンが鮮やかに刺して優勝!!!いやぁ迫力あった。


 


BROMPTON WORLD CHAMPIONSHIP FINAL

 30日土曜日の夜7:15から行われるブロンプトンの世界大会。夜といってもこの時期は8時半くらいまで明るい。

160730-132548-IMG_1736_R.jpg
 スタート&ゴールゲート

160730-132721-IMG_1737_R.jpg
 サインボートと表彰台。日曜日はクリス・フルームやトム・ボーネンも出るレースが開催されます。まじか!!

 世界大会ファイナルなので各国代表選手がずらっと並んでいます。どうも袖に国旗をつけているのがその人たちのようで、スタート前に場内司会者からインタビューを受けています。ブロンプトンはこの格好が正装なのですね。

 ただ、各国代表の後ろには一般参加?的な人もたくさんいて、結構仮装大会になってました。

160730-191125-IMG_1751_R.jpg
160730-191319-IMG_1753_R.jpg

あ!

160730-191447-IMG_1755_R.jpg
 日本代表発見! ヘルメットにサングラスしているのでアジア系の人の見分けがつきにくかったのですが、ゼッケン19番の彼は確かに袖に日の丸つけてました。がんばれ!

 司会者のカウントダウンの後、ルマン式(って海外でも言うのかね?)でスタートが切られます。

160730-191459-IMG_1756_R.jpg
 スタート!

160730-191500-IMG_1757_R.jpg
 ダッシュ!

160730-191502-IMG_1758_R.jpg
 自分の自転車に駆け寄って、素早く組み立ててからリアルスタート。

 すぐに集団が形成されて、先頭集団はめちゃ速い。でも一般参加の人たちは自分ペースだったり、カメラで自撮りしてたりして、これは早々にラップされて、結構危なそう。
 最初の1、2周はかなりのハイペースで進んだようで、15名前後の先頭集団、10名ほどの追走集団、その他はバラバラって感じ。

160730-192204-IMG_1761_R.jpg
 ちょっと落ちついたころの先頭集団

160730-192205-IMG_1762_R.jpg
 3番手にいる青いヘルメットの人が去年に続いて連覇したようなアナウンスしてました。

 19番の日本代表の人は2番手集団の少し後ろで、なかなか良い集団が形成できなかったようでした。毎周回「19番行け!」って日本語で1人で声援送ってたんだけど、聞こえたかなぁ。

その他。

近くの公園では色々なイベントが併催されていて、主に家族連れの人たちが楽しんでました。

160730-134958-IMG_1745_R.jpg
 ボトルへの水補給サービス。

160730-135059-IMG_1746_R.jpg
 コンチネンタル提供の自転車シュミレーター。今流行の360度VR(バーチャル・リアリティ)が楽しめます。

160730-135205-IMG_1747_R.jpg
 自転車だってチョッパーだ。

160730-134635-IMG_1743_R.jpg
160730-134638-IMG_1744_R.jpg
160730-134516-IMG_1742_R.jpg
 ストリートベロドローム。本当のトラック競技みたいに半周違いの対角からスタート。アナウンサーが「赤ポストからスタートするXXちゃんは今日がペダル自転車デビューです!!」って絶叫してました。ペダルデビューでいきなりバンク走行か、やるなぁイギリス。

160730-140942-IMG_1748_R.jpg
160730-140943-IMG_1749_R.jpg
 バイシクル・トライアルの大会も行われていました。うまい。

 さて、いつまでも遊んでないで、そろそろ日本に帰りますかね。






ロンドン自転車事情 からのぉ

 ラファを出てあんまり方向分からないけど、ホテルでもらった地図を頼りに川の方に歩いてみる。(なんともざっくりですが)

160730-120755-IMG_1707_R.jpg
 さすがロンドン。ブロンプトン乗りがいます。(伏線、ネタ振りとも言う)

160730-120811-IMG_1708_R.jpg
160730-121744-IMG_1710_R.jpg
 ロードバイクに乗っている人は本当に少ないです。実用的なツーリングタイプか、マウンテンバイクタイプがほとんどで、グランツールに出てくるようなメーカーはほとんど見かけません。

160730-123808-IMG_1715_R.jpg
 あ、ピナレロの路面店発見。フルーミーのTDF仕様が飾ってありました。

160730-124534-IMG_1717_R.jpg
 おやモールトンの集団だ。なんだ?

160730-124620-IMG_1719_R.jpg
160730-125624-IMG_1723_R.jpg
 おや?この景色どっかのブログで見たぞ。。。

160730-124656-IMG_1722_R.jpg
 やっぱり! あれだブロンプトンの世界大会だ。SDLに新加入ミソノイのA野さんが去年日本チャンプとして出場したやつだ。なんという偶然。途中でもらったパンフレットによると、ロンドンの街中をかなり大規模に封鎖して自転車に乗ろう!イベントが開催されていて、ものすごい数の人が思い思いに走ってます。

160730-133841-IMG_1739_R.jpg
160730-131651-IMG_1730_R.jpg
160730-130232-IMG_1726_R.jpg
 ビックベンだったり。
160730-133149-IMG_1738_R.jpg
 バッキンガム宮殿だったり。日本でいうと皇居周回ロードレースを開催するのと同じような感じですよね。日本もやれるといいのに。ツアーオブジャパンの東京ラウンドがそれに近いか。それでも終日道路封鎖して一般走行もできるようにはなかなかなりそうにないですよね。

 自動車の渋滞がひどく安全と環境を考えるとこれからは自転車でしょ、っとロンドンが大きく取り組んでいることはネットのニュースなんかで知ってはいましたが、本気度高いですね。そのイベントの一環で、ブロンプトンの世界戦も夕方に行われるとか。これは見に行かねばなるまい。

続く。

Kevin in LONDON

 コロンビアからの帰路、ダイレクトには帰れずロンドンで1泊。ロンドンなんて都会にいてもすることがないですが、まぁ自転車ブログですしね、行きますよね。ココ。

160730-120538-IMG_1706_R.jpg
160730-110832-IMG_1701_R.jpg

 ロンドンは地下鉄が発達しているのと、交差点には通りの名前が明示してあるし、街角にはあちらこちらに自分の居る場所と周辺地図の案内板があるので、スマートフォン(GPS)を持っていないけびんでも迷わずたどり着けました。

 ウェア類を販売する店舗とカフェが併設されています。めっちゃお洒落。

160730-112515-IMG_1704_R.jpg

思わずカフェオレとヌテラ入りクロワッサンという凶悪なメニューを注文

 土曜日の午前中の時間帯でもお客さんがひっきりなしに訪れます。

160730-111936-IMG_1703_R.jpg
160730-114445-IMG_1705_R.jpg

 店内にバイクラックがあって、来店した人がそのまま自転車を店内に持ち込んできます。自転車スタイルの人が三分の一(ほとんどラファのウェア着てる)、普通のお客さんが三分の二の割合でしょうか。ウェアはみなさんご存知のように全く安くないです。ベーシックのジャージでも1万5千円くらいします。にも関わらずじゃんじゃん売れていきます。70歳台と思われる老夫婦が店員さんと相談してチームスカイのレプリカジャージとか買ってます。。。。かっこいい。

 こそっとウィギンス仕様の靴下買いました。。。
プロフィール

けびん

Author:けびん
好きなもの:ゆるい登り坂と追い風
好きじゃないもの:180以上の心拍数
欲しいもの:折れにくいココロ
なりたいもの:パンチャーのフリしたルーラー

アクセスカウンター
カレンダー
07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
気になるお天気
走行距離
Amazon商品
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
最新記事
最新コメント